
目次
在宅で活躍!訪問看護師
現状、病院では介護するのは難しく、施設では費用も大きくかかる、まだまだ自宅で介護してあげたいと、自宅介護を選択する人が増加している傾向があります。在宅で介護していくためのサービスも充実しています。
訪問看護とは?
病気や障害のある方が住み慣れた自宅・地域で療養生活を送るための在宅サービスです
訪問看護の役割
訪問看護師は、医療と生活の両方の視点で考え、利用者さんのその人らしい暮らしを支えます。ご家族のサポートや多施設・多職種との調整も、訪問看護師の大切役割です。
実際どのようなことをしているのだろう?
病院、クリニックなどの医療現場との違いはなんだろう?
そのような疑問を解決していこうと思います。
訪問看護のメリット・デメリット
どの仕事にも、メリット・デメリットは存在します。そのことを理解し今後の働き方、自分の活躍できる場を考えていきましょう。
メリット | 一人の患者さんに向き合える |
土日、祝日休みになることが多い | |
夜勤なし | |
日勤のみなのに給与がやや高め | |
ステーション管理者へのキャリアアップ | |
デメリット | 教育環境は整っていない |
移動が大変 | |
現場が1人であり不安 | |
アセスメント力がいる | |
分からないことがあってもすぐに相談できない |
仕事内容は?

・家族の支援相談
・日常生活の看護
食事、栄養管理、口腔ケア。排泄介助、体位変換など
・服薬管理
・医療処置
点滴、カテーテル交換、血糖測定、インスリン注射、ストマ管理、経管栄養、痰吸引
・医療機器管理・家族への指導
人工呼吸器、シーパップなど
・リハビリ
身体機能、嚥下回復のためのリハビリ
・ターミナルケア
在宅での看取り、患者・家族の心のケア相談など
1日の流れ

訪問看護は医師の指示の元必要な医療処置、介護を行います。
1日の訪問件数は4~5軒、基本は1人で訪問します。初めは先輩が同行してくれ教えてもらえます。
9:00 | 出勤、ミーティング |
自分の担当の患者さんが決まっており、前日担当したスタッフから申し送りを受ける。スタッフで情報を共有し、訪問する準備を行います。 | |
9:30 | 訪問1軒目 |
移動は原付、車、自転車などです。患者さんの健康チェック、医師の指示書を元に処置、介護を行います。家族とのコミュニケーションも忘れすに | |
10:30 | 訪問2軒目 |
12:00 | お昼休憩 |
13:00 | 訪問3軒目 |
14:00 | 訪問4軒目 |
15:00 | ステーションに戻り、記録申し送り |
その日にあったことを記録し、スタッフ間の情報共有など、次回訪問する人が分かりやすいようにまとめる。 |
お給料は?

訪問看護師の平均年収は約 435万円です。
「ん?病院より少ないのでは?」
と思いましたか?
訪問看護師は日勤がメインで、基本的に夜勤がありません。
一概に「給料が低い」とは言えないのではないでしょうか?ここ数年は全体的に給料アップの傾向があり、病棟勤務との年収差は縮まってきている傾向です。
必要なスキル・資格
ひと昔前は、最低でも3年以上の臨床経験・病棟経験が必要となっていましたが、最近では新卒訪問看護の世界に入る方もいます。
現在では、教育体制が整ってきているステーションが増えてきています。
ほとんど在宅未経験
訪問看護師の数がまだまだ少なく、ほとんどが、在宅は未経験の状態で、訪問看護の世界に入ります。今までの知識経験を活かし活躍している方が多くいます。未経験のことが起きても、学ぶ姿勢がとても大切で、刺激にになり、やりがいを感じます。
運転免許が必須なところも
ある程度の都会は必須ではないですが、地方に行くと移動手段のため必要な資格になります。
訪問看護に向いてる・向いていない方

・1人1人寄り添った看護をしたいと考えている方
・とにかく夜勤が嫌な方
・プライベート充実したい方
・コミュニケーションが得意な方
・経営・企業に興味のある方
・急性期医療の最前線にいたい
・自分の看護へのこだわりが強い
・人の家に入ることに抵抗がある
・年収を下げたくない
・呼び出しに対応したくない
(プライベートと完全分けたいということです。)
個人の生活を大事に考え、患者さんのペースでのお手伝い、援助したいと考えている方には最高の仕事です。
起業することを目指す
訪問看護として1番のスキルアップは、ステーションの起業ではないでしょうか?
私はしたことがないので詳しくは分かりませんが、起業した知り合いは大変だったけれど、やりがいもあり、収入も全くちがうと言っていました。すごく苦労されて立ち上げたと聞いていますので、相当のやる気と思いがないとできないことだと思います。
コンサルティング会社もあるそう
ケアーズセンター
全国で780社以上の開業支援を行ったそうです。
凄い数ですね。
とことん極めたい方には自分のステーションを持って欲しいです。