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心のプロ心理カウンセラー

心理カウンセラーとは、ストレスや悩みを抱える相談者と対面し、置かれている状況や環境・心理を把握したうえで、カウンセリングや心理テストを行いながら、問題解決へと導くお手伝いをする仕事です。
心理カウンセラーが活躍できる場は、医療機関や学校・企業・地方公務員があり、現在では独立して開業している方もいますので副業にもスキルアップにもつながります。
心理カウンセラーという名前の仕事はないのですが、心理カウンセリングをする人達を総称して心理カウンセラーと呼びます。また、資格を持っていなくても心理カウンセラーを名乗ることはできます。
しかし、心理カウンセラーとしても活躍したいのであれば、携わる資格を持っていた方が、知識や技術の証明に繋がり、相談者へ良いアドバイスをすることができます。
資格の勉強をすることで、自分自身がより正しい知識を学ぶことができ、相談者を助けることに繋がります。
心理カウンセラーに向いている人

心理カウンセラーには、先入観や私情に惑わされないよう、相談者の話をじっくりと聞いて向き合うことが大切です。
自身の価値観を押し付けることは絶対にしてはいけません。
性格として、穏やかであること相談者が話せるまで待てる根気強さを持っている人におすすめだといえます。
自分をしっかりと持っていることが重要です。優しすぎて感情移入し、冷静な判断ができなくなってしまうようなタイプの方は自分の心が耐えられなくなってしまう可能性があるのでおすすめできません。
そして、相談者との対話だけでなく、企業や行政機関、学校などとの連携する可能性もあることから、コミュニケーション能力も必要とされます。
看護職として患者さんへ接するのに、心理のことをより詳しく学んでおけばコミュニケーションを取るのが難しい方にも対応できる能力が上がるでしょう。
心理カウンセラーの資格

国家資格
心理カウンセラーとして生かせる国家資格は「公認心理師」だけです。
2018年から、文部科学省と厚生労働省によって国家試験として実施されています。
公認心理師は、国家資格として認定されているため、法律上、さまざまな業務が担える資格となっています。
・心理査定(アセスメント)
・心理面接(カウンセリング)
・関係者への面談
・心の健康についての教育・情報提供活動
民間資格である臨床心理士と似ていますが、より幅広く心理学全般に対応できる専門家としての活躍できます。
公認心理師の資格取得にも決められた受験資格があります。大学と大学院で必要な科目を修了していることです。
また、大学で必要な科目を履修したうえで卒業し、特定の施設で2年以上の心理関連の実務経験がある場合も受験資格として認められます。
短期間での習得は難しく、大学で履修していない場合、長期的な学習が必要となります。
詳しくは、一般財団法人日本心理研修センター
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民間資格
国家資格は難しいけど心理のことを学びたい方は、まずは民間資格を取得することをおすすめします。
臨床心理士
臨床心理士は、(財)日本臨床心理士資格認定協会の認定をうけている心理専門職です。公認心理士の次に信頼性がある資格となっています。
(社)日本臨床心理士会
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日本臨床心理士資格認定協会が実施する資格試験に合格する必要があります。この試験は誰でも受験できるわけではなく、同協会が認可する「指定大学院(第1種・第2種)、または専門職大学院」を修了することが条件になります。大学院によっては心理学部以外の出身者や心理職経験のない社会人を受け入れるところもありますが、まず大学などで心理学の基礎知識を身につけておくことが重要になります。
働きながら学校に通うとなると通信制の学校がおすすめです。
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