
静脈血採血
目的
血液学的検査、微生物学的検査、臨床化学検査などを目的的とし、診断や治療に役立つデータを得る。
肘正中皮静脈、大腿静脈、手背静脈、足背静脈、など(体型、状態により変更する)
①注射器(採血量をみて判断)②注射針(血管に合わせて選択)③駆血帯・注射枕④絆創膏(ブラットバン、インジェクションパット)⑤アルコール綿、消毒綿⑥トレイ⑦手袋⑧真空管採血時は専用ホルダーと針⑨膿盆、針BOX⑩処置用シーツ
注意
●1トレイ1患者の原則を守りリキャップしない(針刺し事故防止、今は安全機能ついてることが多い)
●患者さんにアルコール過敏症がないか、採血時に失神したことがないか(迷走神経反射)を確認する
●点滴施行側、麻痺側、シャント側、炎症、感染ある部位、リンパ節郭清側は避ける
実施
①患者さんに採血すること説明する。処置用シーツを引き手袋をはめ、患者さんの名前、検体種類確認する。
②駆血帯を巻き軽く手を握ってもらう(穿刺予定部位の7から10㎝程度心臓に近い部位にまく)駆血し2から3分すると血液成分変化があるので注意する。
③アルコール綿で刺入部の内側から外側にむかって消毒する。
④抹消から中枢の方向に向け。15から20度の角度ですばやく針の1/3程度刺入し、しびれ気分不快ないか確認する。(皮膚を伸展させ静脈を固定する)
「少しチクットしますよ」など針刺すこと予告する。
⑤穿刺した針は、吸引が終わるまでしっかり固定する。
⑥時間をかけすぎずに吸引する。(凝固系の検査に影響)
⑦検体採取後、駆血帯を必ず外してから、アルコール綿をあてて針を抜く。
⑧検体の壁に沿って静かに注入する。入れる順番意識する。
⑨針を抜いた後は、5分程度の圧迫止血をする。揉まないように必ず伝える。
⑩安全に針の始末をする。膿盆に入れたり、直接針BOXを活用する。